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蓼科笹類植物園 イベント【七夕と雅楽奏上】に参加しました

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08 /07 2018
先日、8月4日に蓼科笹類植物園で催された【七夕と雅楽奏上】で
雅楽奏者、田島和枝様の笙(しょう)と竽(う)の演奏を楽しませていただきました。


昨年は蓼科笹類植物園の清風萬里館で乞巧奠の設えに囲まれながらの演奏でしたが、
今年は茶室「箬庵」にて外の風を感じながらの演奏会でした。


とても美しい音色で、会場全体が幻想的な雰囲気に包まれていました。
さらに、演奏中に笙(しょう)の音色に誘われたウグイスが可愛らしく鳴いており、田島様の演奏と素敵なハーモニーを奏でていました。


演奏中
※今年の演奏中の画像は撮影し忘れましたので、昨年の画像です。申し訳ありません。(;_;)



演奏終了後に当社代表の柏木治次が笙(しょう)と竽(う)に使われている竹について説明しました。

笙 説明3


笙(しょう)と竽(う)どちらもマダケで作られています。

笙(しょう)にはカヤぶきの農家の屋根裏で100年以上囲炉裏の煙で燻された煤竹(すすだけ)を使用しています。
今はカヤぶきの農家はほとんど無くなってしまったため、手に入らない貴重な材です。

竽(う)は油抜きし、十分乾燥させた晒竹(さらしだけ)を使用しています。


笙 説明2


また、笙(しょう)と竽(う)は鳥が羽を休めている姿に表されるようです。

息を吹いても吸っても音が出る楽器ですが、結露しやすく演奏前に下の黒い部分を手でくるくる撫でながら温めていました。
演奏しないときは保温器の中に入れて温度を保っているのも特徴的でした。


あとでお話を聞いたところ、笙(しょう)と竽(う)は演奏よりも管理が大変難しい楽器のようです。
結露してしまうと音が出なくなってしまうので奏者は演奏中に火鉢を近くに置いて、温めながら演奏を行うとおっしゃっていました。



演奏会終了後に清風萬里館の「乞巧奠(きっこうでん)」のしつらえを楽しみました。



2018乞巧奠

2018乞巧奠4

両サイドの鉢植えには竹と笹の自然交雑種であるインヨウチク(陰陽竹)とその変種であるシロシマインヨウ(白縞陰陽竹)が用いられています。
竹と笹の自然交雑...まるで織姫と彦星の出会いのようですね。(^∇^)



蓼科笹類植物園の七夕イベントは終わってしまいましたが、これからもたくさんのイベントが予定されています。
美しい長野の自然の中にある、とても美しい笹の植物園ですので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

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一般財団法人 蓼科笹類植物園
〒391-0011 長野県茅野市玉川宇原山11400番地1017
TEL・FAX 0266-79-7136
※受付(開園)時間 10:00~17:00(金~月曜日)
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株式会社エコパレ 石川 洋子
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